このセリフ(歌詞)をご存知ですか??待て 登れぬ山などない
わしの言葉を信じるのだ
聞けよ
お前こそ王となる
父も祖父もお前の中に
生きている 星たちが
そのお前を照らすのだ
ライオンキングの歌詞の一部だそうです。
一度見ていたのですが、なんとなく思い出しました。
シンバが落ち込んでいたときに、 父ムサファが亡霊となってでてきて歌いかけるシーンです。
少し飛んでしまうのですが、「グリード」の最後に、ジャッキー・フォックスが自社のGCがチャプター・イレブンに陥り、CROとしてのプレッシャーに潰されそうになったときにこの歌を聞いた場面があります。
そして、アメリカとシンバを被らせるという。
実際の世界もそうですが、金融危機時のアメリカの混乱と落ちぶれは半端なかったようです。
確かに、私も外で見ていてもアメリカにたいする心象はかなりネガティブに変化しました。
これまでの経済の牽引・旗振り役から、強欲者というようなイメージが少なからずついた感じになりました。
その歌を聞いたジャッキーは言うのです、
「欲望ではなく、矜持こそがアメリカンスピリットなのだ」
と。
なるほどと思わされます。
ジャッキーの上司であった、ジミー・クランシーのあだ名は「ブル・ジミー」。
大胆という意味なのでしょうが、裏をかえせば突進しかしらないとうことです。
「負ける」というカードはプレーには存在しないということです。
吉田茂の言葉に(ドラマのタイトルにもなりましたが)、
「負けて勝つ」
という言葉があります。
これは、日本経済の戦後の復興を表すことばになりました。
戦争に負けたが、それを勝利につなげるとういのです。
彼はそれを見ませんでしたが、80年代の日本経済は世界の覇者でした。
しかし、その後の「失われた20年」で、勝ち方を忘れてしまったようにも見えますが。
それはさておき。
アメリカ人の往生際の悪さは、ある意味爽快にも感じるものがあります。
簡単には非を認めないとういのは、結構知れていることでもあります。
どれが良いということではないことは理解して頂きたいのですが、
逆にその気質をどのように扱えば良いのかというヒントをこの本は与えてくれたように感じました。
鷲津は2つのケースで、二つの方法を取りました。
一つはGC。ここは徹底的に行き詰まらせた後に、叩くという方法です。
彼らがいかんとする道を一つ一つつぶし、チェックメイトということです。
「突っ走る」という気質を利用した方法です。
もう一つはAD。
ここは、アメリカ人の愛国心を上手に利用します。
「ジャップになんか」という気持ちを煽り、それを利用して負けたふりをする。
死んだふりをして、実は自分の触手は残している。
そして、隠れ蓑を通じて買収を成功させるのです。
どちらも、彼らのそのような気質を理解していたからできたわけです。
私もこれからは少し気をつけて観察してみようと思います。
もちろん、叩き潰すなんてことはしませんよ。wwwww
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