最近、ふと考えたりしたことを、つれづれと書き留めてみます。
●“政治”
なんとなくですが、ちょっと面倒ですよね。
大学での専攻はどちらかというと政治学に近く、とても興味がある分野なのですが、どうしても騙されているというか、Wikiでいうところの「屈折的無関心」の様な感じです。
更に言うと、政治家の人となりというか、大局的なポジションが見にくいというのもあります。「保守」なのか「革新」なのか、「大きな政府」なのか「小さな政府」なのかという様な感じにです・・・・・ まあ、それを言ってしまうと、現実の政治はそんなにシンプルに語れるものではないという批判が当然あるのでしょうけれど。
個人的には、政治って最後には白黒の世界なんだと思ってます。法律にしろ、結局は通るか通らないか。首班指名選挙にしろ、この人かあの人なのかというところになると思います。
最近、(もう10回目くらいになるのかと思いますが・・・)私が読んでる漫画は「沈黙の艦隊」という最近ではジパングで有名な「かわぐちかいじ」の作品です。
そこで、解散総選挙・首班指名選挙があるのですが、なんとなく今回の選挙に似ている気がします。(といっても、全く違う部分も多分にありますが)
ただ、顕著なのは「二大政党と第三極」という構図です。そこで、選挙が終わった時点で首相になる可能性があるのは2人、多くても3人です。それでも、国会の表は各会派の長に流れます。その人が首相になることは決してないのにです。
この漫画の中で、選挙の結果、首班指名選挙は2人の直接対決の構造になったとき、飽くまでも自分の陣営にしか投票をしないと決め込む河之内という革新派のリーダーに、大滝という政治家が、各政党が主張を譲らず、何も決まらない日本の政治を「子どもの政治」だと批判し、「政治の世界はつまるところ白か黒なんだ!!有権者から与えられた票を無駄にするな!!」と叱責します。
だから、「大同団結」というのも分からなくはないですね。
確かに、この視点から見ると、そうなのかなとも思いました。
第三極の結集を「野合」だとする批判もありますが、まあ後から連合されるよりは、分かりやすくていいのかなと。特に、懐かしい「加藤の乱」や最近の国会に見られた「欠席」という意味不明な抵抗。欠席したらといってなんなんだと思いますね。だって、相手は正当な選挙で国民からの信を得た議席をもっているのですから、それに対抗するのは良いのですが、欠席とかいう礼儀を欠いたようなものはいかがかなと思います。だったら、真っ向から反対票を投じれば良いのに。(まあ、そうしても無駄だから欠席になるとおもうのですが。)
それでいて、投票率が低いのをどうにかしよう。選挙教育とかいってるのだから、本末転倒でしょう。
かと言って、重要な問題で意見が違っている人々が作る政権というものは、五十五年体制崩壊後の羽田・細川政権みたいなことになる気もしますよね。
「もって、1年」と、先に登場した大滝は、革新保守連合政権発足後に言いました。
自分の入った政権が「1年」だと、そしてそれを聞いた竹上首相も笑って流すのですが。
それはそれで、毎年首脳が変わるという、しょうもない日本の悪評を高めることにも繋がりそうです。
とまあ、考えれば考えるほど、どの考えにも妥当性のある批判があることになって・・いやはや、まとまりがなくなりました。
と、ここでとどめておきますね。
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